乳腺外来では、乳がんをはじめとした様々な乳房の疾患に対応しています。
しこり・痛み・分泌物など、気になる症状がある場合は早めの受診が大切です。
当院では、精密検査から診断・治療まで一貫して対応いたします。
乳がん(悪性疾患)
乳がんは、乳腺にできる悪性腫瘍で、日本人女性が最も多くかかるがんです。
現在では9人に1人が発症するといわれています。
2023年には約10万人以上が診断されており、早期発見・早期治療が非常に重要です。
日本人女性における乳がんの年齢階級別罹患率(2023年)
乳がんの発生と進行
乳がんは、乳房の中にある「乳腺」に発生するがんです。
がん細胞が乳管や小葉の内側にとどまっている状態は「非浸潤がん」と呼ばれ、早期がんの段階です。やがて、がん細胞が増殖して乳管の壁を破り、周囲の組織に広がった状態になると「浸潤がん」と呼ばれます。浸潤がんの段階になると、がん細胞が血管やリンパ管に侵入するようになり、臓器、骨など体のほかの部位に広がっていきます。
乳がんから命を守るために、少しでも早く発見して治療を行うことがとても重要です。
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非浸潤がん

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浸潤がん

乳がんの早期発見の重要性
乳がんは、早期に発見し適切な治療を行うことで、9割の方が完治する病気です。
女性乳がんの10年相対生存率(治療後の生存率)は、ステージ(病期)Ⅰでは99.1%、ステージⅡでは90.4%となっています。この数字は、早期発見と適切な治療が行われた場合の結果です。つまり、乳がんを早期に発見し、治療を開始することが重要です。
乳がんの罹患率は高まる一方で、医療の進歩により、早期に発見して適切に治療すれば、良好な経過が期待できるがんとも考えられています。
乳がんのリスクが高いと考えられている方
乳がんの原因はまだ解明されていませんが、次のような方は、乳がんのリスクが高いと考えられています。
当てはまる人は、40歳以下でも定期的に乳がん検診を受けましょう。
※当てはまる人が必ず乳がんになるわけではありません。当てはまらない人でも乳がんになる可能性があります。
- 家族(祖父母、父母、兄弟姉妹)で乳がんや卵巣がんにかかった人がいる
- 初潮が早く(11歳以下)、閉経が遅い(55歳以上)
- 初産が30歳以上、または出産経験、授乳経験がない
- 閉経後の肥満
- 40歳以上
- 乳腺疾患(乳腺症など)にかかったことがある
- 乳がんになったことがある
- 喫煙する
- アルコールをよく飲む
乳腺疾患(良性疾患)
乳腺疾患には乳がんの「しこり」のように感じて気付かれる疾患も多いです。
乳房のしこりを検査した場合、1〜2割程度が乳がんと診断され、8〜9割はそれ以外の乳腺疾患と診断されます。しこりが良性か悪性かは専門医による検査等で調べてみるまで判断できません。それぞれの疾患によるしこりの特徴には傾向こそありますが、例外も多いため乳房の変化に気付いたら、当クリニックを受診してみてください。
乳腺疾患
乳がんの原因はまだ解明されていませんが、次のような方は、乳がんのリスクが高いと考えられています。
当てはまる人は、40歳以下でも定期的に乳がん検診を受けましょう。
※当てはまる人が必ず乳がんになるわけではありません。当てはまらない人でも乳がんになる可能性があります。
- 乳腺症
- 乳腺線維腺腫
- 乳腺炎
- 乳輪下膿瘍
- 乳管内乳頭腫
- 乳腺のう胞
- 葉状腫瘍
- 乳腺石灰化
当院へは乳がん検診としてご来院していただけます。お電話でご予約をしていただき、来院当日にマンモグラフィー・乳房超音波検査・視触診結果をデジタルモニターを供覧しながら、その場で診断結果を説明します。その際、ご不安なことをお伝えください。
まずは乳腺外来のご予約をお願いします
乳房の症状や過去の疾患歴の有無に関わらず、まずは当院の「乳腺外来」のご予約をお願いします。お電話やWebでご予約をしていただき、来院後、直接簡単に問診を取らせて頂きます。医師の判断やご本人様のご希望に合わせてマンモグラフィー・乳房超音波検査を行い、検査終了後、デジタルモニターを供覧しながら診察室にて診断結果をご説明します。その際、ご不安なことをお伝えください。
また、乳腺外来は主に女性のご来院になりますので、可能な限りプライバシーに配慮し、乳腺外来の2階の中待合内は女性専用とさせていただいております。(※男性のお付き添いが必要な場合は中待合の外のエレベーターホールにてお待ちください。)マンモグラフィー撮影は女性放射線技師が行いますので安心してご来院ください。
また、転居などに伴う転院も可能です。これまでの精査歴や治療歴がわかるような紹介状や画像データをお持ちいただき、ご予約をお願いします。なお、当院は「セカンドオピニオン」は設けておりませんので、保険診察の外来診察で医師に直接ご相談下さい。




