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精液検査について|培養室コラム2026.09.08

こんにちは、培養室です。
暦では秋になり暑さが少しやわらいできましたね。
培養室からのコラム第2弾は、精液検査についてご紹介します。
 
 

精液検査って?

男性が受ける検査のひとつで、1回の射出で採取された精液を培養士が顕微鏡下で詳しく観察します。
精子は目に見えないくらい小さいため、問題なく射精できていても、実は全く精子がいない無精子症だということもあります。なので、顕微鏡で拡大してみる必要があるのです。
 

顕微鏡で見た精子(精子はおたまじゃくしのような形をしています)
 
 

精液検査で何がわかるの?

調べる項目       WHOの基準値  
精液量 液の総量 1.4mL以上
精子濃度 精子1mLあたりの精子の数   1600万/mL以上
精子運動率 活発に動いている精子の数   42%以上

 
他に、精液に血球などの異物がないか、精子の動きが極端に遅くないかなど網羅的にみています。
検査結果がWHOの基準値よりも下回っていると、自然に妊娠するのは難しいといわれています。
その場合は、精子の濃縮処理をおこなう人工授精や体外受精・顕微授精など、治療をステップアップしていきます。
 
 

精液検査はいつ受けたらいい?

直前2~3日ほど禁欲してから検査すると精度の高い結果になるとされています。
保険で検査する場合、自費診察と同日に行うことはできませんので、一度診察に来られてスケジュールを医師とご相談ください。
 
また、精液の状態はその日の体調や生活環境などによって変化するので、精液検査を受けたことがあっても、以下に心当たりがある方は再検査をおすすめします。
・前回の値があまりよくなかった方
・前回の検査から数年以上たった方
・おたふくかぜなど高熱により、陰嚢が腫れて痛くなったことがある方
・AGA治療薬を使っている方
 
 

検査費用

精液検査の費用は、以下の通りです。
自費診療:3000円(税別)
保険診療:210円(3割負担)
※別途診察代がかかるため、1000円~4000円程度になります。
 
 

赤ちゃんが欲しいと思ったときに…

妊娠を希望するカップルにとって、精子が充分な量いるのか、元気に動いているのかはとても重要です。
不妊治療を始める際は、はやめに精液検査を受けて精子の状態を知っておきましょう。
 
 
伏見IVF乳腺うえだクリニック 胚培養士一同