こんにちは、伏見IVF乳腺うえだクリニックの培養室です。
10月に入り、涼しくなってきましたね。
今年も残り3カ月となりました。
実は、この“3カ月”という期間、精子にとって縁のある期間なんです。
精子ができあがるまで約3カ月
- 染色体の数を半分にする(減数分裂)
- オタマジャクシ形になる(形態変化)
- 動けるようになる(運動性獲得)
など、いくつもの段階を経ており、つくり始めて約70~90日後に完成します。
つまり、今から作り始める精子は、ちょうど年明け頃に成熟します。
その約3カ月間の男性の生活は、精子の状態に大きく影響いたします。
精子に影響する4つのポイント
これらは精巣の造精機能(精子を作る働き)と関係しており、生活習慣がみだれると、精子の数が少なくなったり、運動性が落ちたりします。
4つのポイントを意識して過ごすことで、良い精子をつくり、不妊治療の効果を引き出す土台になります。
今日からできる具体的な例を挙げたので、ぜひ参考にしてみてください。
精子のために今日からできること
①たばこ
- 禁煙をめざして吸う本数を減らす
喫煙は、精子の数や運動性などに悪影響を及ぼすことが知られています。
習慣を変えるのはかなり大変だと思います。
ですが、たばこの精子への影響は本当に大きいと言われています。
さらに、妊娠を希望するご夫婦にとっての禁煙は、ご自身の健康だけでなく、妊娠後の母体・赤ちゃんのためにも非常にメリットがあります。
妊活をきっかけに禁煙への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
②生活習慣・ホルモンバランス
- 十分な睡眠をとる
- ウォーキングなどの軽い運動をする
- 毎日の飲酒はさけて、休肝日をつくる
- AGA治療薬を使用している方は、医師に相談する
睡眠不足や運動不足、ストレスは、ホルモンバランスの乱れにつながります。
出来るだけストレスを溜め込まない健康的な生活を心がけましょう。
またAGA治療薬の中には、精子をつくる働きを抑えたり、精子数を減らす可能性がある薬があります。妊活をしている方は自己判断で使用せず、必ず医師に相談してください。
③栄養バランス
- バランスの良い食事を心がける
- 必要に応じてサプリメントを活用する
毎日健康的な食事をとるのが理想ですが、食事だけでは補いにくい栄養素をサプリメントで補うという方法もあります。当院ではメンズサプリのご案内もしておりますので、ご興味ある方は医師にお伝えください。
④精巣温度
- サウナや熱いお風呂に長時間入る習慣は控えめに
- パソコンをひざの上に置いて作業しない
精巣は、体温より少し低い温度で保たれているのが理想的です。
一方、精子は熱に弱いので、精巣を高温に長時間さらさないようにしましょう。
継続が大切
健康的な生活習慣が精子にも良い影響を与えてくれます。
今日できることからはじめて、3か月、半年、1年と続けていくと理想的です。
ご夫婦でできることも多いので、お二人で取り組むのもおすすめです。
これからの季節は、忘年会や年末年始などイベントごとが多く、生活習慣がみだれやすくなります。そんなときはぜひ、今回ご紹介した4つのポイントを思い出してくださいね。
伏見IVF乳腺うえだクリニック 胚培養士一同
